器用貧乏という言葉を耳にします。「なまじ何でもこなせてしまう為にひとつに集中できず、結局何も身につかず大成しない人」のことを指す、言わばネガティブな言葉です。
確かにそう言われてみればそんな気もしますが、かといって不器用裕福を「その通り!」と称賛する訳にはいきません。
私の周りを見渡してみると、成功している方の多くは何かと器用です。かなり幅広い分野で人並み以上の成果を出す人たちばかりです。
更に、スペシャリストの中でも一流と言われる人はあらゆる分野でマルチな才能を発揮するケースが多いです。職人さんの世界でも多能工がもてはやされる現代においては、器用な人の方が大成に近いのかも知れません。
不器用で愚直な一路タイプはダンディーでかっこいい存在だったのですが、現代では生きにくくなってしまったのかも知れません。
これは企業にも言えることです。
中小企業においては、「強みに集中しろ」という考え方は鉄則と言えますが、そのほかの事を疎かにしろという意味ではありません。
飲食店なら味はもちろんのこと、接客や設備、清潔さなど、あらゆる要素を平均以上に保ったうえで、何か一つに秀でなさいということなのだ。
皆さんも、たったひとつの劣った点が企業の命取りになるケースを何度も目にしてきたと思います。
それだけ経営は高度化しています。あれもこれもは出来ないけれど、幅広い視野、あらゆる角度で全体を捉えることが求められています。
まだまだ精進です。
2011.05.21 17:50
器用貧乏と不器用裕福
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PROFILE
高畑欽哉
22才で父親の会社の倒産を経験。町金や家の差し押さえなど、世の中の厳しさを知る。現在2社の代表取締役社長を兼任。座右の銘は「踏まれても咲くタンポポの笑顔かな」。

初めまして、TETSUと申します。
貴方のこの記事を目にして思う所があったのでコメントさせて頂きました。
不器用裕福は言いかえれば一芸特化とも捕えれます。何も取りえが無い事と比べれば遙かに良い事だとは思いますが、それでもそれだけだと社会を生き抜く事は難しいでしょうね。
アーティストでもどんなに腕が良くても、素行が悪かったり自己管理が出来なかったりして損したり失敗してしまうケースもありますし。
無論、人間には向き不向きはありますが、仕事をする上では最悪、最低限の事でもやらないと駄目なんでしょうね。それでも本人の適性などで頑張っても出来ないという事なら周囲がフォローするという事も大切だと思います
TETSUさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。
なまじ何でもこなせる人が器用となると、一芸特化は確かに不器用と言えるかもしれませんね。
仕事は器用にこなすのに、プライベートは不器用なんて人もいますし、そもそも器用、不器用なんていうのもある側面から見ただけのことで、人はみな五十歩百歩なのでしょうね。
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