考える力とは?

先日、IT系職種の求職者訓練学校に通っている皆さまの前でセミナーを開催させていただきました。セミナータイトルは「仕事に求められる5つの力」。

仕事というものは、お客さまや一緒に働くスタッフが喜べば喜ぶほど評価が高まるものです。つまり仕事の本質は、人を喜ばせる事にあると私は思っています。

仕事に必要な力とは、言い換えれば人を喜ばせるために必要な力ともいえるのです。

今回のテーマである「5つの力」のひとつに「考える力」というものがあります。

一般的に「考える」というと、考えをまとめたり、想像したり、仮説を立てたりといった内省的な部分に意識が向きがちですが、私の思う「考える」とは、

・情報を集める
・整理する
・理解する
・再構成する
・伝える

までの一連の動作すべてを指しています。

仕事の現場では、頭の中にあるだけのものは無いに等しい訳で「沈黙は金」などという格言は通用しません。

「前から思ってた」「失敗すると思った」「これ当たると思ってた」は考えるのうちに入らないのです。

特に物作りに携わる人は、納期の中で提出できる成果物が実力のすべてです。その成果物が完成するまでのすべての工程が自分の考えるすべてと言っても過言ではありません。

つまり考える力とは、アウトプットする力なのです。

そういうと、「じゃあ、プレゼンテーションやライティングが苦手な私は考えてないって言う事ですか?!」という反論が起こりそうですが、私はまさにその通りだと思います。

料理人が考えに考え「私の作ったレシピは最高に美味しい!」といった所で実際に出来上がったものが美味しくなければ意味がありません。

仕事は人を喜ばせる事。

その為に必要な「考える力」は、アウトプットしたものの満足度やソリューションの達成度に比例して評価されるものでなければならないのです。