先日、IT系職種の求職者訓練学校に通っている皆さまの前でセミナーを開催させていただきました。セミナータイトルは「仕事に求められる5つの力」。
仕事というものは、お客さまや一緒に働くスタッフが喜べば喜ぶほど評価が高まるものです。つまり仕事の本質は、人を喜ばせる事にあると私は思っています。
仕事に必要な力とは、言い換えれば人を喜ばせるために必要な力ともいえるのです。
今回のテーマである「5つの力」のひとつに「考える力」というものがあります。
一般的に「考える」というと、考えをまとめたり、想像したり、仮説を立てたりといった内省的な部分に意識が向きがちですが、私の思う「考える」とは、
・情報を集める
・整理する
・理解する
・再構成する
・伝える
までの一連の動作すべてを指しています。
仕事の現場では、頭の中にあるだけのものは無いに等しい訳で「沈黙は金」などという格言は通用しません。
「前から思ってた」「失敗すると思った」「これ当たると思ってた」は考えるのうちに入らないのです。
特に物作りに携わる人は、納期の中で提出できる成果物が実力のすべてです。その成果物が完成するまでのすべての工程が自分の考えるすべてと言っても過言ではありません。
つまり考える力とは、アウトプットする力なのです。
そういうと、「じゃあ、プレゼンテーションやライティングが苦手な私は考えてないって言う事ですか?!」という反論が起こりそうですが、私はまさにその通りだと思います。
料理人が考えに考え「私の作ったレシピは最高に美味しい!」といった所で実際に出来上がったものが美味しくなければ意味がありません。
仕事は人を喜ばせる事。
その為に必要な「考える力」は、アウトプットしたものの満足度やソリューションの達成度に比例して評価されるものでなければならないのです。
考える力とは?
営業は林業
ここの所、セミナーや商談、勉強会などで全国各地にお邪魔しておりますが、その中でたくさんの方にお会いする機会を頂いております。
先日、石川に行った際にすごく含蓄のあるお言葉を頂いてハッとしました。
それがタイトルの
『営業は林業』
という言葉です。
営業形態には、狩猟型、農耕型などと言われます。昨今では、ハンタータイプの営業スタイルより、時間を掛けて営業基盤を築く農耕型が良しとされているのが一般的となりました。
それに対して「林業」という概念は衝撃でした。
「林業は自分の蒔いた苗木を孫が刈り取る。営業というものは自分の代に成功することを考えるんじゃなくて、未来の繁栄に向けて行うものでなければならない。目先の利益にとらわれず、目の前のお客さまの満足を追及して行けば必ずその周りやお子さんの代になった時に帰ってくるものだ。」
その方は、北陸で16,000棟以上の建築実績を誇る北陸ミサワホームの林会長さまで、第1次南極越冬隊の越冬隊長で東芝にて真空管を開発した科学者でもある西堀栄三郎さんの愛弟子だそうです。ベトナムの子供たちを支援する里親制度を作った方でもあります。
西堀栄三郎さんに教わったことや創業秘話、上場させた会社を買い戻して上場廃止させた話や真相は聞いててワクワクしました。
歯に衣着せぬ語り口と飾らないお人柄に触れファンになってしまいました!
北陸には敬愛する経営者がたくさんおります。不思議な縁を感じます。
経営理念と社風の関係
理想を念ずる、理論に基づいた信念、企業の根本となる価値観などなど多くの解釈があります。どれも間違っていませんし、何かを正解とするのも違うと思います。言い換えれば、大きくズレなければ独自の解釈でも差支えないと言えます。そこでエクストでは、「理念とは理想像である」と定義しています。
つまり、
私はこうした理念は、明文化する、しないに関わらず全ての会社に存在していると考えています。そして、その価値観は知らず知らずのうちにその会社に浸透し、独自の文化を形成していきます。
それが「社風」です。
よく「人はルールには従わないが社風には従う」と言われています。
そして会社の盛衰はこの社風にかかっていると言っても過言ではありません。
なぜならば「企業は人なり」と言われる通り、どんな会社もそこで働く人々の能力の発揮によって新しい商品の開発や高いサービス品質が作られるからです。
つまり、企業の成否は健全な社風が大きなポイントであり、その社風の源泉となるものが理念ということなのです。
しかし、理念を掲げたからといって勝手にその社風が出来上がる訳ではありません。
その理想を実現するために必要な制度、取り組み、行動規範、組織、教育プラン、評価制度などが絡み合うことが重要です。
今年は、特に理念を意識し独創的な視点で、みんなと協働し、新しいことにチャレンジして行きたいと思っています!!
ハウステンボスを復活させた手法とは
旅行会社でおなじみのHISの創業者、澤田秀雄社長はわずか二人で創業した旅行チケット販売会社HISを3500億円の大企業に成長させた辣腕経営者です。他にもスカイマークなどの格安航空会社や海外で銀行を設立するなど、その手腕には多くの注目が集まっています。
その澤田社長は、誰が経営しても18年間ずっと赤字だったハウステンボスの経営を引き受けます。そしてわずか1年で黒字化することに成功しました。
こうした経歴などを聞いていますと私たちとはまったく次元の違うことのように感じます。しかし、そのハウステンボス復活の経緯を聞いていると、実に多くの学びが隠されています。
就任した当時は、従業員の方々に「どうせ誰がやってもダメだろう」という負け癖が強く根付いていることに気付きます。そして、全従業員に対してあるお願いをしたのです。
一つ目は「朝15分だけ早く来て徹底して掃除をしましょう」ということでした。たくさんの人を迎えるテーマパークにおいて掃除は何よりも大切だと教えたのです。
二つ目に「2割の経費を削減して、2割売り上げをアップさせましょう」という具体的な目標設定でした。ディズニーランドの1.5倍という広大なパークの3分の一をフリースペースとして無料開放することで運営経費を大幅に削減しました。
そして、売上アップ策として日本一、東洋一というテーマで数々のイベントを開催します。ライトアップの電球を従来100万個だったものを700万個に増量し「東洋一のライトアップ」とうたったり、ワンピースの海賊船を再現した船を建築したり、また100万本のバラを咲かせたりと他がやっていないことで一番になれることに徹底して取り組みます。
三つ目に「20%早く動く」ということです。歩くスピードを少しだけ早くする、仕事の作業スピードを少しだけ早くする、こうしたことを意識付けることで会社全体のスピードが速くなり、結果的に収益構造が良くなるのです。
こうして、ハウステンボスはわずか1年で黒字転換したのです。どんな大きな会社でも、どんな壮大な計画でも、結局は現場改善の積み重ねによってなりたっています。そして、それを実行し形にしていくのは、現場で働く一人一人のスタッフの努力の成果といえる好事例ではないでしょうか?
エクストのビジョンも今日の一歩を積み重ねていくことで、必ず達成できると感じずにはいられません。
基本を大切に今日一日を全力で過ごしましょう!!
第10期下半期方針発表会
エクストでは経営方針を半年ごとに製作していますが、早いもので第10期の上半期が終わろうとしています。
上半期は「商品サービス力の向上」というテーマのもと、新サービスを3つリリースし、既存サービスの内1つを強化することができました。
その内もっとも活性化されたのが、スマートフォンのビジネスアプリを紹介する「お仕事アプリ.com」です。

今後の戦略の中核を担う分野の先行サービスとしてリリースしましたが、順調にアクセスを伸ばしています。またこのサイトの運営を通して社内メンバーのスマートフォンに対するリテラシーも日に日に高まっていてまずまずの手ごたえを感じています。
また、美容室向けのスマートフォンパッケージ「Smaweb(スマウェブ)」や不動産業向け顧客管理機能付きパッケージなどもリリースし、売上にも大きく貢献してくれました。

そしてこの下半期は「ビジョンを形に」というテーマを設定し、ビジョンに照らし合わせた明確な目標をもって経営に取り組んでいきます。
ビジョン「質実剛健な企業グループを創る」
・日本一のサービスを創ります
・日本一強い会社を創ります
・日本一働きがいのある会社を創ります
という3つに定性目標、定量目標を設定し、その達成に向けて更なる商品サービス力アップに取り組んで行きます。
主な項目として、以下のようなものに取り組みます。
(日本一のサービス)
1、スマートフォン関連ビジネスの育成
2、WEB担当者向けサポートサービスの構築
3、新レポートサービスのリリース
4、パッケージサービスの進化
5、情報発信媒体の整理と見直し
6、情報管理システムのクラウド化
(日本一強い会社)
1、ストック売上比率
2、労働生産性
3、経常利益率
4、一人あたりの経常利益額
(日本一働きがいのある会社)
1、NO,1サービスの育成
2、スキルアップ支援
3、ユニークプロジェクト
成果を強く意識をして一丸となって経営品質の向上に取り組んで行きます。
2012年度も何卒よろしくお願いいたします。
PROFILE
高畑欽哉
22才で父親の会社の倒産を経験。町金や家の差し押さえなど、世の中の厳しさを知る。現在2社の代表取締役社長を兼任。座右の銘は「踏まれても咲くタンポポの笑顔かな」。

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