経営理念が社内に浸透すると、その理念に従った良質な商品が生まれると良く聞きます。

しかし「わが社は理念が浸透している」という経営者の方にお会いしたことがありませんし、その正しい評価基準を聞いたこともありません。

こうした類の成功事例は外部の人が「この会社は理念が浸透して優れた商品をどんどん生み出している」という評価の上で語られているだけです。

しかしながら、この考え方に異論を唱える人がいない所をみると、真理に近いものなのかもしれません。


考えるに理念の浸透というのは、すべて社風に表れるものではないかと思います。

良い会社、悪い会社の区別なく、すべての会社に社風は存在します。その社風を意図したものに育てていく過程で理念が重要な役割を果たすのではないでしょうか?

そしてその社風に沿った商品やサービスが生まれていくのです。

そう考えると、CS(顧客満足)よりES(従業員満足)と言われるような経営スタイルの多様化も納得がいきます。


しかし忘れてはならないのは、あくまでも企業は「商品やサービス」と「お金」を交換することで成り立っているということ。

故水口先生いわく、「企業の全コストの担い手はお客さま。」という言葉にもあるように、顧客の存在を忘れた企業は絶対に淘汰されるでしょう。


リーマンショックの傷が癒えはじめた今、震災において再び窮地を迎える企業も出てくるでしょう。

今まさにやらなければいけないことは、商品、サービスがお客さまに求められているものになっているかのチェックと改善です。

そのことに一生懸命取り組めば、そういう社風が出来てくる。

今まさに現場主義に立ち返る時なのかもしれませんね。


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