2010.12.20
積小為大
失敗する人は、心配しなくていい事を心配し、心配しなければならない事を心配しない。
今、解決できないことは、成長した未来の自分に解決させた方が良い成果を出せるものだ。
日々、今の自分に出来ることに集中して生きる。その結果、人は成長することが出来る。
同時に、過去にすがってはならない。過去にすがることを「老い」という。
先日、この言葉を聞いて、ドキッとした自分がいる。
経営における視点のひとつに「選択と集中」があるが、個人に置き換えてもまったく同じことが言える。
「選択と集中」とは、いくつかの選択肢の中からひとつを選び、時間、お金などの資源をそこに集中することであるが、言いかえれば「不必要なことをいかに捨て切るか?」といえる。
今、集中しなければならないことに集中できず、どうでもいいことに問題が発生し、それに時間や労力を取られているのでは成功はおぼつかない。
来年のテーマは「集中」としよう。
そんな事を考えていたら、「積小為大」が頭に浮かんだ。
「積小為大」
大事を為さむと欲せば、小なる事を怠らず勤むべし。
小積もりて大となればなり。
およそ小人の常、大なることを欲して、小なることを怠り、
出来難き事を憂いて、出来易き事を勤めず。
それゆえ終に大なる事をなすこと能わず。