類は友を呼ぶという。

似たような人同士は自然と集まってくるという諺のひとつ。確かにその通り、趣味や職種、社会的ポジションなど、様々な場面で似た者同士が集まっている。しかし、自分の周りを見渡してみると、それこそ千差万別で私と似たタイプの人なんてホンの一握りしかいない。もっと言えば、自分にない物を持っている人に強く惹かれる傾向の方が強い。

よくよく考えてみればここでの「類」は何を指しているのだろうか?もしこの「類」が、前述した趣味や職種、社会的ポジションを指しているのだとしたら、この諺は人生における教訓を何も言い当ててはいない。なぜなら「近所の人は集まりやすい」と言っているに過ぎないからである。そんな当たり前の現象をわざわざ教訓としても何の意味も持たないと思うのは私だけだろうか?

そこで、ここでの「類」はどうすれば教訓となりえるのだろうかと考えてみた。例えば「類」を「目的・目標」と捉えてみてはどうだろうか?

確かに似た者同士は集まりやすいが、それが「友」になるには同じ方向に歩もうとしなければならない。ここでの同じ方向に歩むとは、なりたい状態や姿が共通のものとして認識されている状態である。そうした想いが明確化されている組織には、同じ目標を目指す仲間が自ずと集まってくる。

これを会社で言うならば、ビジョンや理念といったものになる。理念やビジョンが共有化されれば、それが社風として会社の空気を創り上げ、ひいては商品サービスの質の向上に繋がるはずである。

リーダーはそれぞれに自分なりの目的や目標を持ってその座につく。ところがひとたび経営が始まれば日々押し寄せてくる仕事に忙殺され、いつしか何のために経営をしているのか解らなくなってしまうのである。

理念、ビジョン、目的、目標を明確に掲げ、並々ならぬ情熱を燃やし、それを継続していくことこそが、リーダーにとって重要な資質であり長たる者の責任であるかもしれない。

『理念・ビジョンは友を呼ぶ』。良い仲間と良い仕事をするために理念・ビジョンを掲げましょう。


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