企画発想 社長ブログ

脳内検索

今日は久しぶりの岡野塾に参加しました。

企画発想をテーマとした第1回目。

企画や発想というと「感性」が脚光を浴びるわけですが、岡野塾ではそれを受容しつつも「理性」と「論理」の大切さを教えてくれます。

そのひとつに「脳内検索」という言葉がある。

私たち人間は、知らないことの方が遥かに多い。しかし、知っている情報もこれまた膨大に所持している。

企画発想が豊かな人は、こうした情報を仕入れる(体験した)時に、それにインデックスを付けて脳の中に格納している。

必要な時はそれを様々なインデックスを元に素早く検索し、その他の情報と結びつけてデフォルメした状態でアウトプットするのだ。

テレビの番組で「すべらない話」というのがあるが、エピソードを公開する芸人さんを見ていると、どうしてこの人たちの周りには、こうも愉快なエピソードがあるのだろうか?という錯覚に陥ってしまう。

しかし、実際には自分達の周りにも同様のエピソードは五万とあるはずである。

要は、それを体験したときに、「これは面白いエピソード」というインデックスを付けて脳に格納し、アウトプットの際に更に面白くデフォルメするのだ。

体験→インデックス化(見出し)→脳内検索→いくつかの情報の融合→言語処理

この流れを習慣化する事が、企画発想の第一歩ではないだろうか?

ではどうやって習慣化すれば良いのか?を考えてみた。

1、情報を仕入れる→読書などの情報収集や日常観察のくせ付け

情報なき所に発想なし。出勤途中に目に付いたものを思い出してみよう。何か新しい発見があるはずだ。「あれっ?」「えっ?」「んんっ?」という感情をそのままにせず、気付き力を養う。

2、インデックス思考→一つの情報に複数の見出しを付ける訓練

情報や出来事をそのままにしない。紙に書く、日記につける、カテゴリーに分けてみる。もっとも簡単なカテゴリーは好きか?嫌いか?今いるか?今いら ないか?誰と一緒だったか?どんな状況だったか?場所は?など。いくつものインデックスを付ければもうそれはデフォルメされた一つの加工情報だ。

3、インデックス検索→記憶を呼び覚ます為に、切り口を考える練習

インデックス思考を磨けば、切り口は自然と生まれてくる。小学校の頃のエピソードを思い出してみよう。面白かったこと、うれしかったこと、楽しかっ たこと、悲しかったこと、怖かったことなどの感情インデックス。A君とのエピソード、B君とのエピソード、先生とのエピソードなどの人物にまつわるイン デックス。などなど、その切り口は無数にある事に気付くはずだ。

4、情報の融合→エピソード同士を結び付けてみる練習

AとBを結びつけたら何が生まれるのか?誰が最初にアイスと棒をくっ付けたのだろうか?なぜ馬と車をくっ付けるに至ったのだろうか?

ちなみに先日のブログに書いた牛乳とご飯の組み合わせが嫌いと書いた件で、岡野先生から面白い話を聞いた。飛鳥鍋というものがあるらしく、それは牛 乳の出し汁で鍋をするらしく、最後の雑炊はかなりいけるらしい。一見、結びつきそうもないものを無理にでもくっ付ける事で、新しい発想は生まれるものなの だ。

5、言語処理→くっ付いた情報を披露する。聞き手が理解できるように情報をデフォルメする。

どういう順序で話せば面白いか?伝わるか?これは恐れずにチャレンジするしかない。数をこなさなければ言語能力は絶対に向上しない。言葉に出さずとも、文章に残す、まとめてみる。そういう意味でブログの継続は私にとって非常に有益なトレーニングになっている。

いかがでしょうか?

最後に印象的な一言をご紹介。

「脳の使い方を教えずに社員さんに仕事をさせるのは、箸の使い方を教えずにご飯を食べさせるのと同じだ。我流は、ある地点に行き着いた時に成長を妨げる要因になる。」

守破離に通ずる言葉です。

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エクスト社長 高畑欽哉の2008年度テーマ!

〇1、時間の使い方に徹底的にこだわる。
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「小さな会社 集客のルール」佐藤 元相, 竹田 陽一

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株式会社エクスト 代表取締役 高畑 欽哉

著者紹介

株式会社エクスト 代表取締役高畑 欽哉

「ITのチカラで働く人を幸せにする」をビジョンとし、企業の生産性向上のための「インターネット創客事業」と「社内コミュニケーションツール「SONR.(ソナー)」の提供」を行う。残業ゼロ、有給休暇100%取得を実現しながら高い生産性を上げている。電話受付なし、時差出勤制度、沖縄・北海道でのテレワークなど、新しい働き方の実践に取り組んでいる。全国各地で100講演を超えるセミナーを行い、のべ聴講者数は1万名を超える。

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