SONR.開発ストーリー第2回「新しいコミュニケーションのデザイン」

「時系列のコミュニケーションは仕事に向いていない・・・」
この課題の解決はとても大きな壁になりました。

1. 小さな用件ごとにディスカッションを進めるにはどうしたら良いか?

用件ごとに掲示板やグループを立ち上げるとあまりにも数が多くなり情報が分散するので現実的ではない。また同じグループ内にて異なる用件が平行した場合、情報が混雑してしまう問題が解決しない。

そこで思いついたのが、「グループの中に用件ごとの小さな掲示板を作る」という発想でした。ひとつのプロジェクトの中に、タスクごとの掲示板を生成し整理することで、掲示板の乱立を防ぐと同時に、異なる用件が同時並行で進行しても混乱しないと考えたのです。

2. 未完了のタスクを管理するにはどうしたら良いか?

これも難問のひとつでした。メールやグループウェアでは、新着は確認できるものの、完了した仕事と未完了の仕事を分類するのはとても難しい課題です。新着情報の中身を取捨選択できて、自分にとって重要なことだけを画面に留まらせるにはどうすれば良いのか?

それは、「新着画面をメイン画面とし、その場でコミュニケーションを進め、その場で完了させる」というものでした。そのインターフェースを採用することで、完了したものだけを消すことができるようになりました。また、グループ間を行ったり来たりせずにほとんど画面を移動せず簡単にコミュニケーションを取ることができるようになりました。

「確認」の動作

こうして後のSONR.の根幹となるコンセプトが完成しました。

書き込む→ディスカッションする→消す

この3つのステップで情報共有するシンプルさは、初期に課題解決に向き合った大きな成果となりました。その後、次から次へとコミュニケーションツールが登場しますが、ほぼすべてが時系列ツールです。

この仕様は、SONR.の独自性、シンプルさ、簡単さを生み出す源泉となりました。