働き方改革

ビジョン・デイ

エクストでは「ITの力で働く人を幸せにする」というビジョンを掲げてから、短い時間でより多くの成果をあげるためにはどうすれば良いか?の実践に取り組んで来ました。そこでクラウドサービスを活用した生産性向上やそれをベースにした新しい働き方を模索してきたおかげで、残業をしない働き方や超短時間会議、時差出勤制度(7時出勤で16時退社など)、電話受付時間の短縮(10時〜16時)、テレワークなど、一風変わった職場環境が出来上がってきました。

こうした成果は、生産性向上のために日々具体的な業務改善を積み重ねてきた創意工夫によって生まれてきたものです。そして、8月からスタートする3カ年方針ではOKR( Objective and Key Result 「目標と主な結果」)という手法を用いて、「働く人に選ばれるユニークブランド〜小さくてもキラリと光るこだわり企業〜」を目標に掲げ、高い業務品質と独自の文化で業界TOP5に数えられる企業に育てていきます。そして、スタートとなる新年度では「らしさ創り」を方針として掲げ、今まで以上にエクストらしさを追求していきます。

その一環としてスタートしたのが「ビジョン・デイ」。

「ビジョン・デイ」は、毎週木曜日13時〜16時の間、通常業務をストップして、ビジョン達成にまつわる全てのディスカッションを集中して行う取り組みです。約3時間の間で、「昼礼→掃除→案件MT→販売MT/技術MT→開発MT」などを、メンバーを変えながら30分単位で小刻みに行い、最後の1時間を使い週替わりで「SONR.アイデアソン」「方針進捗MT」「生産性アイデアソン」「社内勉強会」などを開催します。

※アイデアソンとは、アイデアとマラソンをくっつけた造語で、あるテーマに基づいて実行精度を問わず、とにかくアイデアを出しまくるというグループワークコンセプトの一つです。

なぜ「ビジョン・デイ」を行うのかですが、
第1の目的は、ビジョンの深堀や理念の浸透を加速させることです。自社の存在目的や使命と商品サービスを結びつけることで、仕事をよりやりがいのあるものにしていきます。

第2の目的は、アナログコミュニケーションの効率化の推進と効果性の追求です。電話や外出を控えて、全社員が集中して同じ時間を共有することで効率と効果を高めていきます。

第3の目的は、多様な働き方への対応と環境の創出です。今後、テレワークやリモートワークを積極的に取り入れていきますが、そうなるとどうしてもアナログ接点が減少していきます。そこで全員で同じ方向に向かっていく実感を得られる時間を作り出す必要があります。

そして2018年8月2日、第1回目の「ビジョン・デイ」が開催されました。

各チームに分かれて「今後の開発体制について」「プロモーションについて」などのディスカッションが行われ、次週までのアクションが決定。

最後はSONR.アイデアソンで、ボードを良くするためのアイデアを出しまくったのですが、これまでボヤッとしていた新機能のアイデアが一気に具体化されて、今後の機能進化に繋がりそうです。

今後は中小企業の生産性向上のためにそうした取り組みを再現可能な仕組みとしてパッケージングしたサービスを検討しています。エクストは「働く人に選ばれるユニークブランド」を目指して、様々な業務改革に率先して取り組んでいきます。また新しい取り組みや成果はこのコラムで随時ご紹介させていただきます。

株式会社エクスト 代表取締役 高畑 欽哉

著者紹介

株式会社エクスト 代表取締役高畑 欽哉

「ITのチカラで働く人を幸せにする」をビジョンとし、企業の生産性向上のための「インターネット創客事業」と「社内コミュニケーションツール「SONR.(ソナー)」の提供」を行う。残業ゼロ、有給休暇100%取得を実現しながら高い生産性を上げている。電話受付なし、時差出勤制度、沖縄・北海道でのテレワークなど、新しい働き方の実践に取り組んでいる。全国各地で100講演を超えるセミナーを行い、のべ聴講者数は1万名を超える。

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