SONR.開発ストーリー第9回「機能よりも大切なもの」

様々な体験、経験を経て、2015年2月12日「SONR.(ソナー)」は正式にリリースしました。約半年間、数社の企業さまにベータ版として導入して頂き、多くのフィードバックを頂戴しました。それらのひとつひとつがとても貴重な体験でした。

もっとも大きく学んだことは、「新しい機能はあまり重要ではない」という事実です。

私たちがフィードバックで期待したことは、みんなが喜ぶ革新的な機能でした。アンケートなどで、計画中の新しい機能について話をすると「それはいいですね」という一定の回答はかえってくるものの、反応はあまり大きくありませんでした。唯一、要望が多かった機能は「カレンダー」機能でした。それ以外はすべて新しい機能ではなく「既存機能の強化による利便性の向上」だったのです。あるお客さまからは「これ以上新しい機能はつけないで!」という要望を頂いたほどでした。

それよりも、「ここから写真が撮れるようにして欲しい」「動作を早くして欲しい」「書き込みしやすくして欲しい」「ログインしやすくして欲しい」といった小さな改善に対するニーズがもっとも大きな関心ごとだと解ったのです。

作り手と使い手の間には大きな意識の違いがあると改めて感じる出来事でした。

そこで、取り組んでいるのは毎週月曜日にお客さまからの小さなご要望に応える機能をリリースするということです。大きな機能開発はその他の日に行い、業務の20%を既存機能の強化に集中するということです。こうした取り組みの成果が常に改善、進化するサービス運営の土台になっています。日々のタスクをより効率的に処理できる機能を高めていくことこそが、SONR.(ソナー)のミッションである「働く人を幸せにする」につながっています。

そのために、技術者個々の能力アップや新しいスキルを持った人材の採用などに目を向けなければいけません。そんなことから、スキルアップのための時間や予算をより自由に使えるように会社として支援するように取り組んでいます。